吉賀町の交通案内には「六日市駅」という名前が出てきます。ただし、ここは列車が発着する鉄道駅ではなく、町内外のバスが接ぐ結節点です。駅という一字から鉄道沿線の暮らしを想像すると、住所選びを誤ります。
旧六日市・旧柿木で異なる予約条件と、柿木、七日市、朝倉、六日市、蔵木の5地区から町を読みます。
六日市駅を鉄道駅と読まない
駅という名称の先入観を外し、バスの乗継点として確認します。
吉賀町内に鉄道駅はありません。広域線は六日市駅を経て津和野町の日原駅へ向かい、岩国市生活交通バスは錦町駅方面へつながります。
候補住所では、六日市駅までの距離、そこから乗るバス、町外鉄道への乗換え、吉賀町へ戻る最終便を一列にします。日原駅や錦町駅へ着いた時点で移動を終えません。
六日市駅では、降車位置から次の乗り場まで実際に歩きます。行先表示、同名停留所の有無、屋根、トイレ、乗換えに必要な余裕を確認し、接続が短すぎる組合せは通常の予定から外します。一本逃した場合に町内へ戻れる便も同時に囲みます。
バス結節点としては、待てる場所、異なる事業者間の乗換え、荷物を持った徒歩も確認します。「駅近」の言葉は使わず、「何分待ってどの便へ乗れるか」で比較します。
六日市駅は鉄道の入口ではなく、無駅の町が複数方向へつながるバスの入口です。
旧六日市と柿木で予約時計を変える
同じ町内でも違うデマンド交通の締切を混ぜません。
吉賀町は2005年10月、六日市町と柿木村の合併で成立しました。現在のデマンド交通も、旧六日市側と旧柿木側で予約期限が異なります。
町の案内では、旧六日市側は利用の60分前、旧柿木側は30分前という違いがあります。利用日は最新案内を確認し、同じ締切だと思わず二つの時計を予定表へ書きます。
予約カードの表には利用便と締切、裏には帰便の締切、連絡先、変更時の扱いを書きます。六日市側のカードを柿木側へ流用せず、家族のスマートフォンにも地区名付きで保存する。予約の差を覚える負担を、町の構造として整理できます。
往路を予約したら、帰路の電話時刻も同時に決めます。用事が長引いたとき、次便へ変更できるか、地域側で待てるかを確認し、当日その場で考えません。
合併後も残る予約期限の差は、旧二町村の暮らしを現在の交通から読み分ける手がかりです。
五地区から二庁舎側へ戻る
五つの生活単位を、本庁と柿木庁舎側の用事へ結びます。
町は農業の地域計画を、柿木、七日市、朝倉、六日市、蔵木の5地区で作っています。行政は六日市の本庁と柿木の分庁舎に分かれます。
住所ごとに地区名、二庁舎のどちらへ出るか、日用品・受診・教育の用事をどこで閉じるかを書きます。七日市・朝倉を単なる中間、蔵木を端と呼ばず、それぞれの乗車地点と谷の向きを見ます。
五地区すべてを一日で回らず、六日市側の日、柿木側の日、地区内で過ごす日に分けます。地域内で閉じる日があるほど、家族送迎への依存を具体的に減らせます。
5地区は地名一覧ではなく、予約交通と二庁舎を住所へ結びつける生活の単位です。
四つの町外方向を重ねない
日原、岩国、広島、益田方向を一日一方向で試します。
吉賀町からは、日原駅、山口県岩国側、広島側、益田側へ交通が伸びます。中国自動車道の六日市インターチェンジも道路移動の結節ですが、四方向を同じ一日の選択肢にはしません。
日原へ鉄道接続する日、錦町方面へ行く日、高速バスで広島・益田方向へ行く日を分けます。行き先での滞在可能時間より先に、六日市・柿木側へ戻る便を囲みます。
車の日も高速道路が使えない場合を別に試し、県境を越えた先から地域側へ戻る最後の区間を測ります。町外へ早く出ることと、町内で日常が閉じることを混同しません。
県境を越える四方向は、一日に一つだけ選ぶと帰宅条件を見失いません。
高津川の上流で待つ線を決める
川と支谷に沿う集落で、下流へ急がない退避を作ります。