江府町には、JR伯備線の江尾駅と武庫駅があります。中心の江尾には新庁舎や防災情報センターがあり、町営バスの無料区間で結ばれます。一方、御机、俣野、下蚊屋、大河原など奥大山側の集落は、同じ近距離軸の中にはありません。
江尾の数百メートルと山間の数十分を、一つの「町内」として混ぜずに読みます。
江尾と武庫を二つの鉄道入口に置く
同じ伯備線上でも、中心機能との距離と帰りの交通から役割を分けます。
江尾駅と武庫駅は隣り合う町内駅です。江尾は役場・防災情報センター・町営交通へ接続する中心駅、武庫は北側の集落から伯備線へ入る駅として役割が異なります。
米子方面から帰る時、江尾で用事を済ませてから戻る日と、武庫で降りて直接帰る日を比べます。朝に置いた自転車や車の回収、列車遅延後の最終町営便も確認します。
江尾往復の日は役場・買い物を一件だけ足し、武庫往復の日は駅から自宅へ直接戻ります。列車遅延で反対側の駅へ着いた時、町営交通で車両を回収できるか、翌日に回すかを決めます。中心の用事がない日に江尾へ寄る必要が続くなら、武庫の近さだけでは生活時間を短くできません。
二駅の中間を探すより、江尾中心へ寄る必要がある日を数える方が、駅の役割を正確に選べます。
新庁舎・駅・防災情報センターを束ねる
江尾中心の無料区間を、日常の短い軸として正確に使います。
新庁舎の業務開始に合わせ、江尾駅や防災情報センターなどから役場まで町営バスの無料区間が設けられています。江尾中心で行政と鉄道を短くつなぐ材料です。
無料区間の範囲を確認し、山間集落からの全行程が無料になるとは考えません。江尾へ着いた後、役場、買い物、駅を徒歩とバスで一日に閉じられるかを試します。
山間路線から防災情報センター等へ着いた後、無料区間の便まで何分待つか、徒歩の方が早いかを同じ日に測ります。乗換え待ちが長い日は、役場の用事を先に済ませ、次の列車へ余裕を残します。無料という料金条件と、短いという時間条件を分けて記録します。
無料区間は町全域の距離を消す制度ではなく、江尾中心の三拠点を束ねる短い生活軸です。
奥大山側の谷を町営路線で分ける
御机、俣野、下蚊屋、大河原などを一つの山側としてまとめません。
町営バスには大河原、下蚊屋、御机、俣野、柿原、下安井、江尾佐川ループなどがあります。路線名は、江尾からどの谷へ戻るかを示します。
御机・下蚊屋は大山側の高い地域、俣野は俣野川側、大河原・吉原は東側の谷として別々に歩きます。フリー乗降区間があっても、国県道の二車線道路、交差点、急勾配など停まれない場所があります。
三方向の現地確認は別日にします。御机・下蚊屋では冬期に通常路線へ戻る区間、俣野では川沿い道路と町中心への帰便、大河原・吉原ではフリー乗降可能な安全な位置を同じ夕方に測ります。家の前で乗れない場合、最寄りの確実な停車位置まで荷物を持って歩けるかも試します。
停留所でなくても乗れるという説明を玄関前送迎へ読み替えません。路線図の線より、実際に安全に停まれる位置と帰りの便が山間集落の生活距離を決めます。
平日・休日・冬期を別の生活表にする
運休日と季節経路を、通常日の便利さの外側へ置きます。
現行案内では町営バスは土曜・日曜・祝日に全便運休です。平日に成立する通院・買い物・駅接続を休日へそのまま移せません。
小型バスは冬期に通常路線を走り、下蚊屋線では笠良原など季節条件も変わります。平日通常期、休日、冬期平日の三つに予定表を分け、送迎や町営タクシーを含む代替を確認します。
休日は町営タクシー、家族送迎、用事を平日へ移す順で候補を作ります。町営タクシーの行ける範囲と営業時間を確認し、毎週の固定送迎を前提にしません。冬期は運行路線だけでなく、停車位置から玄関までの除雪・凍結を加え、通常期の所要時間を流用しません。
江府町では「何分かかるか」の前に、その曜日・季節に交通があるかを確かめる必要があります。
四河川の合流部と斜面で止まる
江尾中心と山間部で異なる水・土砂・積雪の退避を決めます。