日南町は鳥取県の南西端にあり、島根、岡山、広島の3県に接します。町内にはJR伯備線の生山駅と上石見駅がありますが、340平方キロメートルを超える町域を二つの駅だけでは読めません。日常の入口は、七地域から霞・生山へ集まる一段目にあります。
県境の数より、どの谷から町中心へ戻るかを先に決めます。
七地域から霞・生山へ一度集まる
広い町域を、役場・病院・鉄道へ向かう一段目から整理します。
町は日野上、山上、阿毘縁、大宮、多里、石見、福栄の七地域で整理され、各地域に地域振興センターがあります。役場は霞にあり、日南病院や生山駅も中心側の生活線に関わります。
候補住所から最初に向かう場所を、地域振興センター、霞、生山の三つに分けます。証明書や地域活動は近くで済むか、受診・買い物・鉄道は中心へ出る必要があるかを一週間に置きます。
七地域は生活線に合わせて五つの確認日へまとめます。日野上・霞、生山、多里・大宮、阿毘縁・山上、石見・福栄・上石見です。行政上の七地域を崩すのではなく、同じ日に往復できるかを試す単位として束ねます。地域振興センターへ事前に問い合わせ、近くで済む用事を先に切り分けます。
七地域は住所の分類ではなく、広い町で一段目の用事をどこまで短くできるかを見る単位です。
生山と上石見を県境方向で使い分ける
二駅の距離より、米子側と新見側の用事と帰りを比べます。
生山駅は町中心側にあり、町営バス、日野町営バス、路線バスの接続がJR公式にも示されます。上石見駅は新見方向に近く、石見・福栄側からの別の入口です。
米子方面へ出る日は生山、新見方面へ出る日は上石見という仮説を置き、実際の列車と駅までの移動で確かめます。上石見に近くても、病院や役場の用事を足すなら生山・霞へ戻る工程が残ります。
二駅の比較は往路だけにしません。生山から米子方面へ出て同じ駅へ戻る日、上石見から新見方面へ出て同じ駅へ戻る日を別に作り、家から駅までの一段目も同じ荷物で測ります。町中心の用事がある日は生山、鉄道利用だけの日は上石見という分け方が候補住所で成立するかを確認します。
二駅は近い方を選ぶだけでなく、県境を越える方向と町中心へ戻る用事で役割が変わります。
地域振興センターと中心機能を分ける
七地域の身近な入口と、中心へ出る必要のある用事を区別します。
七つの地域振興センターは、地域活動や身近な相談の入口です。しかし、日南病院、総合文化センター、まとまった買い物、鉄道接続など、中心側で行う用事もあります。
地域内で済む用事と、霞・生山まで出る用事を色分けします。中心へ出る日は二件までまとめ、帰りの交通に間に合わない三件目を足しません。
地域振興センターで扱える相談や活動は、出発前に電話で確認します。地域内完結日に中心側の買い物を足さず、翌日のデマンド利用日にまとめます。七地域に施設があることを便利さの点数へ変えず、移動を一往復減らせる具体的な用事だけを記録します。
町独自の地域通貨「たったもカード」も町内の買い物を考える材料ですが、使える場所は現行案内で確認します。公共施設が各地域にあることと、日常の全機能が各地域で完結することは同じではありません。
デマンドを鉄道・通院の一段目にする
自宅側の乗降位置から生山駅までを、予約と復路まで含めて試します。
町のデマンド交通は、各地域と町中心部を結びます。事前の利用者登録が必要で、利用者ごとに乗降位置が通知され、予約した時間帯に運行します。生山駅で路線バスや電車へ乗り継ぐ案内もあります。
行きの一時間前だけでなく、受診・買い物後の帰りも予約します。予約状況により乗車時刻が決まるため、鉄道との接続は余裕を持たせます。使えない日は地域内で用事を閉じるか、日程を移せるかも試します。
生山駅で列車へ継ぐ日は、通知された乗車時刻から列車発車までに一本分の余白を置きます。受診後は診察が延びる前提で帰りを予約し、変更できない場合は同日に鉄道利用を足しません。利用登録、乗降位置、予約先を家族で共有し、一人だけが制度を扱える状態を避けます。
デマンド交通は七地域から中心へ集める一段目で、広域鉄道の代わりではありません。
日野川源流の谷ごとに退避経路を持つ
同じ川の町でも、七地域の支流と斜面で止まる位置を替えます。