三朝町内には鉄道駅がありません。倉吉駅から町へ向かえることだけを見ても、小河内、穴鴨、三徳川上流の玄関まで戻れるかは分かりません。
倉吉からの町外便と3本の町営バスを、三朝町役場でつなぎ直します。
倉吉駅を町の駅として数えない
町外駅へ着いた後、候補住所まで残る移動を測ります。
倉吉駅は三朝町の外にあります。列車を降りた時刻ではなく、日ノ丸バスへ移り、役場や候補住所へ着くまでを一つの移動として記録します。
帰りも自宅から倉吉駅までを先に作ります。朝の接続に間に合わない時、家族の送迎を当然にせず、一本後へずらせる用事を決めます。
倉吉駅で町外バスを逃した日は、駅前で待つ期限と、役場へ連絡する時刻を決めます。病院の予約を優先するなら買い物を外し、手続きが目的なら翌日へ移します。タクシーを毎回の代替にせず、利用する場合の費用も一回の往復として記録します。
倉吉駅への近さではなく、町外駅から三朝の玄関まで残る移動が住所差です。
役場で町外便と3路線をつなぐ
行政施設を、生活交通の接続点として読み直します。
みささサンサンバスには小河内線、穴鴨線、徳本線があります。町役場は行政の場所であると同時に、町外バスと町内の谷をつなぐ節点です。
倉吉から着いた後、役場で待てる場所、次便までの時間、手続きを一件済ませられるかを見ます。乗継時間が短い日は行政の用事を別日に回します。
役場で手続きを始めて町営便を逃す失敗も試算します。番号札を取る前に次便時刻を見て、終了が読めなければ窓口へ入らず乗継を優先します。役場へ着けた安心から用事を増やさず、待ち時間にできることと、便を逃してまでしないことを分けます。
三朝町役場は町の中心というより、町外便から三方向へ帰り直す生活の節点です。
デマンド区間を予約後から考えない
締切を逃した時の待機と、外す用事を先に決めます。
小河内線と穴鴨線には、電話予約が必要なデマンド区間があります。起点出発時刻の一時間前など便ごとの締切があり、停留所に行くだけでは乗れません。
往路を予約する時に復路も確認し、受診や手続きが延びた場合の一本後を置きます。予約できなければ、谷を歩いて埋めず、中心側で待ちます。
予約が取れない時の停止点は、役場、病院、町が示す待機可能な場所から事前に選びます。小河内や穴鴨へ向けて途中まで歩き、迎え場所を曖昧にすることは避けます。「予約不成立」「待つ場所」「次回連絡」の三点を家族へ伝え、翌日の便へ用事を移します。
予約交通は乗る時の手続きではなく、用事の終了時刻から逆算する生活条件です。
6地域で一日の終点を変える
温泉地区と奥の谷を同じ生活圏にまとめません。
町は小鹿、三徳、三朝、賀茂、高勢、竹田の6地域で防災地図や地域活動を整理しています。三朝温泉周辺と穴鴨・小河内を、同じ中心からの距離だけで比べません。
受診日は徳本線側、手続き日は役場側、谷の用事は小河内線・穴鴨線側というように一日の終点を変えます。6地域を一日で横断する予定は立てません。
一週間では、徳本線の日を受診、小河内線の日を高勢側、穴鴨線の日を竹田側へ割り当てます。三朝・賀茂の中心側で済む買い物は乗継日に一件だけ足し、小鹿・三徳へ戻る日は夕方の余白を残します。曜日を分けることで、一本の遅れを全予定へ広げません。
6地域の違いは景色ではなく、どのバスでその日を閉じられるかに表れます。
三徳川・斜面・雪で帰宅を止める
災害の種類に応じ、役場側か地域側で待ちます。
三朝町の防災計画は風水害、地震、雪害を扱います。豪雨時に三徳川沿いや支谷へ戻ること、積雪時に斜面道路へ入ることは止めます。
家族が倉吉、役場、穴鴨に分かれた場面を置きます。町外便、河川、道路を分担して確認し、合流せず各地域の指定場所で待ちます。
倉吉側は町外バス、役場側は三徳川、穴鴨側は積雪と道路規制を確認し、三十分後に再連絡します。豪雨なら川沿い、雪なら峠・斜面への移動を止めます。一人の情報だけで迎えを出さず、町の案内と三者の現在地がそろうまで帰宅を延期します。
駅のない町では、交通が止まった後に迎え合わない計画が帰宅手段になります。