岩美町には、大岩、岩美、東浜の3駅があります。地図では山陰本線に沿って並びますが、駅から田後・網代の海辺へ向かう日と、岩井・小田・蒲生の谷へ戻る日では、最後の一手が変わります。
町が公共交通計画で使う9地区を、海岸の駅と二つの町営バスへ戻して考えます。
3駅を海岸の同じ列に置かない
駅数ではなく、降車後にどの地区へ帰るかを分けます。
大岩駅、岩美駅、東浜駅は同じ路線上にあります。大岩は網代・大谷側、岩美は浦富・本庄と町の中心、東浜は陸上側へ向かう入口として、降車後を別に歩きます。
朝と夕方に同じ駅を使い、徒歩、自転車、送迎、バスのどれで玄関まで戻るかを記録します。駅を替えた日は、置いた自転車や車を翌日に残さない回収方法も必要です。
例えば朝は東浜駅、帰りは岩美駅になる日を作り、駅間を家族の送迎で埋めない方法を試します。自転車を東浜へ置くなら翌朝も東浜から出る、車を大岩へ置くなら帰りも大岩を使うというように、乗り換えの自由より回収できる組み合わせを優先します。
岩美町の3駅は町全体を覆う網ではなく、海岸と谷へ入る場所の違う三つの入口です。
岩美駅で町の用事を一度閉じる
中心で済ませる用事と、谷へ持ち帰らない用事を決めます。
岩美駅周辺には役場や日常の用事が集まります。岩美病院を含む受診、手続き、買い物を三件重ねるより、帰りの便から二件までに絞ります。
鳥取市へ出る日は、町外で用事を増やさず、岩美駅に戻ってから必要な一件だけを済ませます。中心へ戻れたことと、小田・蒲生の自宅へ着けたことを分けます。
鳥取で受診が延びた日は、岩美駅前で買い物を追加せず、田後・陸上線か小田線の復路へ直行します。すでに最終接続を失っていれば、駅周辺で待てる場所から家族へ連絡し、海岸や谷へ歩き始めません。町外の用事を終える時刻を、町内便の一本前に置きます。
岩美駅は一日の終点ではなく、9地区へ戻る前に用事を減らす中継点です。
2本の町営バスを帰る方向で選ぶ
小田と田後・陸上を一つの循環として数えません。
町営バスは小田線と田後・陸上線です。小田線の一部には予約運行があり、田後・陸上線とは帰る方向も利用条件も同じではありません。
予約する日は締切だけでなく、乗る停留所、降りる場所、一本後があるかを確認します。帰りを予約できなければ、中心の用事を一つ外し、家族の急な送迎を前提にしません。
小田線の予約を逃した日は、岩美駅周辺で済む用事だけに替え、内陸の訪問は翌日の同じ時間帯へ移します。家族には「予約不成立」「岩美駅側で待つ」「次に連絡する時刻」の三点だけを送り、迎えの判断を各自に委ねません。田後・陸上線の日も、海岸を歩いて距離を埋めない基準をそろえます。
2系統は便利な町内循環ではなく、小田の谷と東側海岸へ帰る別々の生活線です。
9地区を二日へ分けて歩く
合併前の地域差を、海岸と谷の復路で確かめます。
町は網代、田後、浦富、東、岩井、本庄、大岩、小田、蒲生の9地区で交通を分析しています。1954年の2町7村合併を、現在の住所差へ戻せる区分です。
海岸の日は大岩・網代・田後、内陸の日は岩井・小田・蒲生というように二日へ分けます。国道178号から候補住所へ折れる道では、雨天の路肩、照明、荷物を持つ距離を見ます。
一日目は海岸3地区で駅、津波時の高い側、夕方の風を記録します。二日目は内陸3地区で川を渡る回数、坂、停車できる場所を記録します。同じ買い物袋を持ち、晴れた昼と雨の夕方で玄関までの負担がどう変わるかを比べれば、観光時の印象を生活条件に置き換えられます。
9地区を一日で横断せず、海岸と谷のどちらでその日を閉じるかを決めます。
津波と二河川で退く向きを変える
災害名に応じ、自宅へ戻らない停止線を作ります。
海岸地区では津波から海を離れます。一方、豪雨時に蒲生川・小田川沿いの谷へ入り、斜面へ近づく帰宅は止めます。
家族が東浜、岩美駅、小田に分かれた場面を置きます。海岸の人は津波、中心の人は河川、内陸の人は土砂と道路を確認し、情報がそろうまで互いを迎えに行きません。
連絡は現在地、越えない線、次に確認する時刻の三項目にそろえます。東浜側は海岸情報、岩美駅側は蒲生川、小田側は小田川と斜面を担当し、三十分後に再確認します。一つでも情報が欠ければ自宅集合を延期し、町が示す指定場所で待ちます。
津波と豪雨では安全な方向が変わるため、いつでも自宅集合にはしません。