赤井川村は四方を山に囲まれたカルデラ状の村です。平らな盆地を一つの生活圏と思いがちですが、村のごみ収集や学校配置には赤井川地区と都地区という二つのまとまりが現れます。
赤井川地区には日ノ出・赤井川・池田・富田・旭丘、都地区には曲川・都・明治・落合・常盤が含まれます。役場、赤井川診療所、中学校は赤井川側、都小学校は都側にあり、日常の方向は同じではありません。
赤井川村は、一つのカルデラの中に二つの生活圏があり、余市への出口を共有する村です。
一つのカルデラを、赤井川と都の二生活圏で読む
村中心と都地区を、役場・診療・学校・集落道路から分けます。
字赤井川には役場、赤井川小学校、赤井川中学校、赤井川診療所、体育館等が集まります。行政・受診・中学校の用事を寄せやすい村中心です。
都地区には都小学校、都住民センターがあり、常盤には地区施設や大規模な勤務先があります。赤井川中心へ毎回出る用事と、地区内で済む用事を分けます。
池田・曲川等には幹線道路から離れた居住があり、地域公共交通計画も交通空白を課題にしています。地図上の直線距離より、自宅からバス停までの冬の徒歩と除雪を見ます。
カルデラ底は山に囲まれていても均一な平地ではありません。小河川、農地、集落道路、斜面の出口が候補住所ごとに違います。
「村中心まで何分か」と「余市へ何時に戻れるか」を分けると、二生活圏の役割が見えます。
二小学校から一中学校へ、通学方向が変わる
赤井川小・都小と赤井川中の位置から、進学後の帰宅を組み直します。
村内には赤井川小学校と都小学校の二校があり、中学校は赤井川地区の赤井川中学校です。都地区では小学校段階と中学校段階で通う方向・距離が変わります。
朝の登校だけでなく、部活動後、悪天候時、保護者が余市方面へ出ている日の帰宅を確認します。スクールバスの対象と現行時刻は学校・村の案内を優先します。
赤井川小学校と中学校は村中心に近くても、池田・日ノ出等の全住所が徒歩圏とは限りません。都小学校も都という字名だけで近さを判断せず、曲川・落合・常盤からの経路を見ます。
都小学校の収業時と、赤井川中学校の部活動後では、家族が同じ場所へ迎えに行く前提を置けません。中学進学を境に、都地区から赤井川地区への平日の往復が新たに加わる家庭は、荒天時の待機場所まで先に決めます。
学校は避難所にも指定されますが、自宅最寄りの避難先と通学先が同じとは限りません。平日昼と夜間で家族の集合を分けます。
二小学校の配置は、カルデラ内に二つの生活中心があることを最も分かりやすく示します。
むらバスの余市駅・病院直結を帰便から確かめる
村内移動だけでなく、余市の用事を終えて各地区へ戻る一日を読みます。
村内に鉄道駅はありません。現行のむらバスが余市駅、余市町内の商業施設、余市協会病院まで結び、JR・幹線バスへの乗り継ぎも担います。
古い中央バス赤井川線や過去の実証運行を現在の便として使わず、むらバスの最新時刻表を確認します。余市駅へ着く時刻だけでなく、診察・会計・薬を終えて村へ戻る便を先に選びます。
赤井川中心から乗る人と、都・曲川・常盤側から乗る人では、停留所までと余市からの帰宅時間が違います。買い物袋、子どもの送迎、吹雪を含めた一日で比べます。
余市駅でJRへ乗り換えて小樽へ行く日は、村内バス、JR、町外用事、復路の四段階です。一つでも遅れた時に余市で待つ場所と家族送迎を決めます。
池田や曲川等では、時刻表の停留所到着を「家に着いた時刻」とは読みません。冬の停留所から玄関まで、荷物を持って歩く最後の区間を残します。観光施設の送迎車は、住民の通院・買い物に自由利用できる交通として数えません。