大台町にはJR紀勢本線の滝原、三瀬谷、川添、栃原の4駅があります。しかし駅は町の東側、国道42号に近い帯へ並びます。宮川をさかのぼる旧宮川村側の集落では、鉄道駅までの距離より、町営交通と橋・谷道の状態が一日を左右します。
四駅を数える地図と、宮川上流へ帰る地図を分け、三瀬谷で接続し直します。
紀勢本線4駅を東部の軸へ戻す
駅数の多さではなく、各駅から日常の二件目を終えられる範囲を見ます。
滝原、三瀬谷、川添、栃原はすべて大台町内の駅です。同じ紀勢本線上でも、候補住所からの道路、駅前の用事、列車を降りた後の帰宅は異なります。
四駅を同じ平日の時刻で往復し、改札までの移動、待ち時間、帰宅前に済ませられる一件を記録します。最寄り駅という名称だけでは決めません。
滝原・川添・栃原では駅から候補住所までの最後の移動を、三瀬谷では町営交通への接続を重く見ます。朝の乗車だけが短い駅と、帰宅前の用事を終えやすい駅が違う場合は、駐輪や送迎の回収まで含めて一週間を組みます。
大台町の4駅は町全域を覆う網ではなく、東部の細長い生活帯に並ぶ入口です。
三瀬谷で列車とバスを接ぐ
町の代表駅を名乗るかではなく、乗換待ちと帰宅の締切を測ります。
三瀬谷駅周辺には行政や買い物の機能が集まり、町営交通の結節にもなります。列車到着とバス出発の間に、用事を足せるかどうかが上流側の帰宅時刻を変えます。
役場、買い物、受診から二件を選び、一本目に間に合わなかった場合の待機と最終接続を確認します。自家用車の迎えを最初から答えにしません。
列車が遅れた日は、三瀬谷で二件とも済ませようとせず、受付時刻のある一件だけを残します。町営交通へ乗る締切を越えたら上流へ進まず、待機できる場所と翌日に回す用事を決めます。乗換失敗を徒歩距離で埋めないことも山間部では重要です。
三瀬谷は単なる代表駅ではなく、列車から宮川沿いの生活線へ乗り換える締切の場所です。
旧宮川側を二つの町営路線でほどく
北岸・南岸の集落を、廃止代替路線と中心線の行先から分けます。
町営バスには、大杉・滝谷方面と三瀬谷・道の駅方面を結ぶ廃止代替路線があります。南岸側には泉・栗谷などを結ぶ中心路線があり、同じ旧宮川地域でも使う線が違います。
北岸と南岸の候補から三瀬谷へ出る日を作り、行き、用事終了、復路、一本後を記録します。橋を越えて別路線へ移れる前提にはしません。
北岸側の便を逃した人と、南岸側で用事が延びた人を同時に置きます。家族が対岸へ迎えに回る案は、橋と谷道の安全を確認できる場合だけにし、それ以外は両岸で別々に待つ計画を残します。
旧宮川側は一つの山間地域ではなく、宮川の両岸で帰る路線と橋の数が変わります。
デマンド交通とCバスを補助線にする
予約条件と町境を越える交通を、固定路線の代わりにし過ぎず確認します。
町内には予約型の交通があり、隣接する大紀町のCバスが町内へ入る区間もあります。どちらも固定路線の町営バスと同じ条件では使えません。
対象区域、予約締切、乗降場所、運行日、町境を越える接続を公式情報で確認します。家族ごとに使えるかを分け、利用できない人の復路も残します。
予約交通と隣町のバスは空白を消す万能線ではなく、条件が合う時だけ生活圏を補う線です。
宮川・橋・斜面で帰宅を止める
家に戻ることより、橋や谷道へ入らない時刻を先に決めます。
宮川上流へ向かう道路は、川と急斜面の間を通る区間があります。大雨時には増水、土砂、通行規制を別々に確認し、東部から自宅へ戻ることを優先しません。
家族が三瀬谷、学校、上流の勤務先に分かれる場面を作ります。越えない橋、入らない谷道、現在地で待つ期限、次に町・県の道路情報を確認する時刻を共有します。
三瀬谷にいる人は列車・町営交通の運行、上流の人は道路規制、学校側は引渡し方法を担当します。一人がすべての情報を集めるのではなく、三つの確認結果を決めた時刻に合わせ、状況が変わらなければ移動を延ばします。
大台町の防災は避難所までの距離より、どの橋と谷道へ入らないかを早く決めることから始まります。