大紀町にはJR紀勢本線の滝原、阿曽、伊勢柏崎、大内山、梅ケ谷という5駅があります。一方、町の交通計画と防災地図は、七保、滝原、阿曽、柏崎、錦、大内山の六地区で暮らしを捉えます。
5駅を一直線の便利さにせず、駅から離れる地区、曜日で動くCバス、海へ開く錦を別の一週間へ置きます。
JR5駅を六地区へ戻す
駅数より、各地区から玄関まで残る道と用事を確かめます。
5駅は紀勢本線上に並びますが、六地区を均等に覆う網ではありません。七保や錦では、駅までの最後の移動を別に作る必要があります。
平日の同じ時刻に候補住所を出て、列車、駅前の一件、玄関までを測ります。滝原と阿曽では役場や医療、伊勢柏崎では周辺用事、大内山・梅ケ谷では上流側への帰宅を分けます。
行きは滝原、帰りは阿曽というように駅を替える場合は、朝に置いた自転車や送迎車を誰が回収するかまで書きます。列車本数だけでなく、駅から地区へ戻る最終区間が家族の手を増やさず続くかを一週間で確認します。
大紀町の5駅は町全体の近さを示す数字ではなく、六地区へ入る五つの限られた入口です。
Cバスを曜日と利用者から読む
運行日・対象・目的地の違いを、一人ずつ現行案内へ戻します。
Cバスは一つの巡回ではありません。七保、船木・三瀬川、阿曽・滝原、紀勢、錦、大内山などで運行日、目的、対象が異なります。
候補住所ごとに、誰が、何曜日に、どこまで、何便利用できるかを町の現行案内へ戻します。平日に成立した通院を休日の選択肢へそのまま数えません。
Cバスがない曜日には、同じ用事を車で代替する前に、受診日を運行日に移せるか、買い物を別日にまとめられるか、町外駅との接続を使えるかを順に試します。週三日の線を七日間の便利さへ引き伸ばさず、使えない日の生活表も残します。
Cバスの有無より、家族の用事がある曜日に自宅側へ戻れる制度かを確かめます。
滝原の用事と谷側の復路を分ける
行政中心へ出た後、一本逃しても地区へ戻れるかを試します。
滝原には町役場があり、行政の用事を置きやすい一方、六地区から同じ時刻に往復できるわけではありません。受付が終わってから駅またはCバスへ戻る時間を含めます。
行政、受診、買い物から二件を選び、一本逃したら一件を翌日に回します。谷側へ帰る便が限られる日は、滝原に施設が集まることより復路の締切を優先します。
七保から栃原駅や町外の医療へ向かう日は、行きの接続だけでなく、帰りに七保側へ入れる最終便を先に囲みます。診療が延びた時は徒歩で地区へ戻ろうとせず、医療機関側の待機、家族連絡、翌便の三段階で判断します。
町の中心へ出られることと、その日のうちに谷の自宅へ戻れることは別の条件です。
錦だけ海へ開く時間を測る
海辺の生活線を、内陸5地区と同じ避難計画にしません。
錦は町の南東で海に面し、町が津波ハザードマップを個別に公表する地区です。内陸の五地区と同じ雨の避難だけで考えません。
港や住宅から高所までを歩き、夜、雨、家族が別の場所にいる場合も試します。地震後に駅や幹線道路へ戻る動きが海へ近づかないかを確かめます。
錦にいる人は高所へ退き、滝原の家族は迎えに向かいません。大内山側の家族も町を縦断せず、鉄道と道路の公式情報を確認します。三者の合流場所は固定せず、安全確認後に次の行動を決めます。
錦では鉄道へ戻る線より先に、湾岸から高所へ退く短い線を住所ごとに決めます。
洪水・津波・土砂で帰宅を止める
原因ごとに越えない線と現在地待機を決めます。
大内山川、藤川、奥川などは流域別に洪水図があり、土砂災害図は六地区に用意されています。錦の津波と同じ色・同じ避難先としてまとめません。
家族が滝原、錦、大内山に分かれた場面を置きます。川を越えない人、海から退く人、谷道へ入らない人を決め、次の公式確認時刻まで現在地で待ちます。
滝原側は大内山川、柏崎側は藤川、南側は奥川というように、候補住所が属する流域の図を開きます。町全体の雨量だけでなく、自宅までに渡る橋と通る斜面を一つずつ確認し、別流域の平穏を帰宅判断へ流用しません。
大紀町では災害名ごとに動きを分け、六地区を横断して自宅へ集まることを急ぎません。