川越町は南北の距離が短く、近鉄名古屋線と国道23号、伊勢湾岸自動車道が通ります。しかし、鉄道の入口は町内の川越富洲原駅だけではありません。南側の住所では、朝日町にある伊勢朝日駅も日常の候補になります。
町の小ささを便利さへ直結させず、二駅、役場、臨海部を一日の順番に置きます。さらに朝明川、員弁川・町屋川、伊勢湾という三方向の水際を重ね、戻れない日まで考えます。
川越富洲原駅と伊勢朝日駅を分ける
町内外という区分より、候補住所から改札と帰宅前の用事までを比べます。
川越富洲原駅は川越町内にある近鉄名古屋線の駅です。一方、ふれあいバスは町外の伊勢朝日駅にも接続します。行政界を越えるため候補から外すのではなく、住所と行先によって二駅を分けます。
平日の同じ時刻に候補住所を出て、改札、乗車、帰宅前の買い物までを測ります。駅までの直線距離だけでなく、線路、国道、町境をどこで越えるかを記録します。
川越町の鉄道生活は、一つの最寄り駅を決めるより、二つの入口を用事ごとに使い分けるところから始まります。
列車が止まった日は、もう一方の駅へ無条件に向かいません。運行情報を見た時刻、駅間をつなぐ現行手段、家族へ連絡する期限を決め、徒歩で町境を越える場合は夜の明るさも確かめます。
二駅比較は「所要時間が短い方」で終えません。朝は川越富洲原駅、帰りは伊勢朝日駅という組み合わせも試し、自転車を朝に置いた駅と帰着駅がずれた時の回収まで書きます。定期券、送迎、駐輪を含めて同じ一週間で再現できる組み合わせだけを残します。
ふれあいバスを復路から一周する
施設名の多さではなく、用事終了後に自宅側へ戻れる便を見ます。
町のふれあいバスは、役場、総合センター、診療所、駅、買い物先などを結びます。停留所が近いだけでは、受付を終えた後に同じ経路で戻れるとは限りません。
役場の手続き、受診、買い物を一日に二件だけ選び、終了時刻から帰りの便を探します。一本逃した場合の待機場所と、徒歩へ切り替える地点も先に決めます。
診療が延びた日は買い物を翌日に回し、役場の受付に期限がある日は先に行政を済ませます。三件を詰め込んで最後の便に賭ける計画ではなく、何を諦めれば自力で帰れるかを決めておくと、バスを使える日の輪郭がはっきりします。
ふれあいバスは停留所の一覧ではなく、町の用事を閉じて自宅へ戻る一周として読みます。
住宅地・国道沿道・臨海部を横断する
小さな町を一枚にせず、線路、国道、工業地、水路を越える回数で分けます。
町内には近鉄線沿いの住宅地、国道1号・23号沿道、伊勢湾側の工業・物流地があります。町域が小さくても、歩行者が越える道路の幅と時間帯は同じではありません。
通勤、通学、買い物の三本を地図に描き、国道を毎日横断する候補と、生活圏の中で完結する候補を分けます。臨海部は働く場所として近くても、日用品や行政の中心とは限りません。
川越町の地域差は距離の長短より、線路・国道・水路を一日に何度横切るかに表れます。
みえ川越ICを日常の一般道へ戻す
高速道路の入口と、毎日の買い物・通学の近さを別々に測ります。
みえ川越ICは伊勢湾岸自動車道の広域入口です。ただし高速道路に近い住所でも、毎日の駅、学校、買い物へは一般道を使います。
広域通勤の日と町内用事の日を分け、ICまでの所要時間には入口直前の一般道を含めます。事故や渋滞で高速を使わない日は、国道23号や周辺道路へ交通が流れる時間帯を現地で確認します。
ICの近さは広域移動の条件であり、日常生活の近さとは別の尺度です。
二河川・雨水・海で退避を分ける
洪水、内水、高潮、津波の原因ごとに、動かない場所と確認時刻を変えます。
北側には朝明川、南側には員弁川・町屋川があり、東は伊勢湾に面します。町は洪水、内水、高潮、津波などの資料を公表しており、同じ青い浸水でも原因と動く時刻が違います。
自宅、駅、学校、勤務先ごとに関係する図を分けます。大雨時に川を越えない待機先、短時間強雨で低い道路を避ける線、地震後に沿岸から離れる線を一つに混ぜません。
家族が川越富洲原駅、南側の学校、臨海部の勤務先に分かれた場面では、自宅集合を外します。北側の人は朝明川、南側の人は員弁川・町屋川、沿岸の人は高潮・津波の情報を担当し、現在地、越えない線、次の確認時刻だけを共有します。
小さな町ほど遠くへ逃げる発想ではなく、原因ごとに越えない水際を早く選ぶことが重要です。