舞鶴市は若狭湾に面し、舞鶴湾の周囲に東舞鶴と西舞鶴という二つの市街地があります。両市街地は山地を挟み、道路・鉄道で結ばれます。さらに由良川沿いの加佐地域、湾口・半島部の大浦地域まで市域が広がるため、同じ「舞鶴駅周辺」という括りでは生活圏を捉えられません。
東舞鶴駅にはJR舞鶴線と小浜線が関わり、西舞鶴駅にはJR舞鶴線と京都丹後鉄道宮舞線が乗り入れます。東西の駅は役割と行先が異なり、目的地によって使う駅が決まります。真倉駅・松尾寺駅なども市内にありますが、駅周辺の生活施設と列車本数は個別に確認します。
市の都市計画マスタープランは東・西の市街地、郊外、農山漁村の地域特性を分け、地域公共交通計画は鉄道、路線バス、自主運行交通などを組み合わせます。港湾・工業・自衛隊関連の土地利用は都市構造に影響しますが、固有施設の印象で地域を評価せず、勤務先への道路、大型車、生活施設として確認します。
海岸・湾岸では高潮・津波、河川沿いでは洪水、山際では土砂災害を確認します。海に近い同じ距離でも標高と避難方向が異なります。東西を結ぶ道路や集落への道路が災害時に使えるか、複数経路を見ます。
東舞鶴と西舞鶴を一都心にしない
二駅、二市街地、港湾機能の違いから生活圏を分けます。
舞鶴の二市街地は、単に同じ市の東口・西口ではありません。東舞鶴は小浜線へ、西舞鶴は丹鉄宮舞線へつながり、港湾や公共施設の配置も異なります。家族の勤務先と学校を東西に置いたとき、毎日山地を越える横断が何回生じるかを数えることが、舞鶴市固有の出発点です。
第一の軸は東西どちらの生活圏を日常の中心にするかです。東舞鶴と西舞鶴にはそれぞれ駅、行政・公共施設、商業・医療があります。勤務先と学校が東西に分かれる世帯は、毎日の横断時間を朝夕に実測します。
第二の軸は鉄道・バスと道路です。JR舞鶴線は東西市街地と綾部方面を結び、小浜線は東へ、丹鉄宮舞線は西舞鶴から宮津方面へ向かいます。路線バスと自主運行交通は地域を補いますが、本数と運行日は一律ではありません。
第三の軸は湾岸と山地です。東西市街地でも海岸、河川、山裾の位置が異なり、加佐・大浦では谷や半島部の道路が生活を左右します。ハザードマップと標高、避難路を候補住所ごとに重ねます。
港・工業・住宅の時間を重ねる
通勤車両、路線バス、学校、買い物の時間差を見ます。
港湾・工業・自衛隊関連の土地利用は、市街地の道路利用に時間差を生みます。固有施設を地域の評価語にせず、交替勤務の始終業、通学、買い物が同じ国道・交差点へ重なる時刻を平日に観察します。東西どちらの駅に近いかより、勤務が終わる時刻に最後のバス・列車へ間に合うかを確定します。
東舞鶴は東舞鶴駅を中心に行政・医療・商業が関わり、港湾・自衛隊関連の土地利用も近接します。駅の南北で道路と施設の向きが異なります。勤務先への近さだけでなく、日用品、学校、海岸・河川からの避難方向を見ます。
西舞鶴は西舞鶴駅、旧来市街地、商業、港湾が関わる生活圏です。JRと丹鉄を使い分け、国道27号や由良川方面の道路を確認します。細街路と幹線道路、海・河川低地の洪水・高潮情報を住所別に見ます。
中間部・郊外は東西を結ぶ国道27号沿いなどに住宅・事業所・生活施設が分布します。二駅の中間に見えても、バス停の行先、道路混雑、坂でどちらか一方が実用的な場合があります。朝夕の通勤方向と買い物の方向を分けます。
加佐地域は由良川沿い、大浦地域は湾口・半島部に集落が広がります。鉄道駅から離れる住所では自主運行交通・バス・車が重要です。日用品・医療、運行日、道路幅、豪雨・土砂災害、冬季の海沿い道路を確認します。
加佐と大浦を別の郊外として読む
由良川側と湾岸半島側で異なる玄関・集落交通を整理します。