神戸町には、養老鉄道の東赤坂、広神戸、北神戸という三駅があります。駅数だけ見れば選択肢は多く見えますが、町は南北約9km、東西約3kmの細長い三角形です。三駅を互いの代替として並べるより、北・中央・南の入口として分ける方が日常に近づきます。
町域は北から南へ約14m下り、東側には揖斐川が流れます。南部の中沢、加納、前田、瀬古は大垣輪中堤に囲まれます。鉄道の南北軸へ、町外へ出る道路と低地の水を重ねます。
三駅を、南北九キロの三つの入口にする
最寄り順ではなく、北・中央・南の用事から駅を選びます。
北神戸駅は北部、広神戸駅は役場のある中央部、東赤坂駅は南東側の入口です。同じ養老鉄道上でも、駅の周りで済ませられる用事、玄関からの道、大垣方面へ乗った後の時間が異なります。
候補住所から各駅まで、踏切、歩道、駐輪、夜の照明を確認します。一番近い駅だけでなく、買い物や送迎を同じ一往復に束ねられる駅、一便遅れた帰りに歩ける駅も比べます。
北部住所から東赤坂駅を使う日や、南部から北神戸駅へ向かう日は、町内を縦に移動する時間が加わります。三駅あることを、どこでも徒歩で選べることへ置き換えません。
三駅は同じ線路上の順位ではなく、細長い町の北・中央・南を開く入口です。
広神戸で中央の用事を束ねる
駅、役場、日常施設を一往復で結べる範囲を歩きます。
広神戸駅の周辺には町役場など中央部の機能があります。鉄道利用日に行政や買い物を組み合わせられる住所では、別日に車を出す回数を減らせます。一方、中央へ出ればすべて済むと決めず、学校、受診、勤務先の方向を個別に置きます。
神戸町は、神戸町へ北平野村、下宮村、南平野村などが合併・編入して現在の町域になりました。旧町村の違いを沿革で終わらせず、現在の北・中央・南の道路と施設配置に照らします。
広神戸駅で列車を降りてから、自宅へ戻るまでの徒歩、自転車、送迎を測ります。駅前で待てる場所、雨の日の荷物、家族が迎えに来られない日も含めます。
北神戸では駅と学校・図書館など北部の用事を一日に束ね、東赤坂では大垣側へ出た帰りに町境から玄関まで戻る道を見ます。西座倉を含む旧町村名は沿革の飾りにせず、現在どの駅、停留所、橋へ近いかを現地図で確かめます。
鉄道・路線バス・ばらタクを混ぜない
誰が、いつ、どこへ使える交通かを分けます。
養老鉄道に加え、名阪近鉄バス大垣大野線が町内を通ります。鉄道は三駅から南北へ、路線バスは道路上の停留所から大垣・大野方面へ動くため、同じ「公共交通あり」として足し算しません。
町のばらタクは、年齢、障害、運転免許返納などの要件を満たす町民が登録して使う支援です。誰でも予約すれば使える一般路線ではありません。対象者、利用可能な目的地、予約方法を公式案内で確かめます。
車が使えない日を想定する際は、自分が利用できる交通だけを残します。対象外の制度を将来の予備交通として数えないことが重要です。
ばらタクの対象外なら、養老鉄道と大垣大野線、徒歩・自転車、家族送迎だけでも一週間が成立するかを試します。対象要件が変わる将来を待つのではなく、現在使える交通で通院日と雨の日を組むことが判断材料になります。
三つの交通は、町内にあるかではなく、自分が使える条件まで分けます。
町境の外へ出る二つの方向を試す
大垣側と大野・揖斐側への出口を目的別に比べます。
大垣方面へは養老鉄道と大垣大野線、大野・揖斐方面へは路線バスや道路が生活線になります。東海環状自動車道の大野神戸ICは車の広域移動の入口ですが、駅徒歩やバスの代わりではありません。
通勤、通学、受診、買い物を一週間に置き、南の大垣側へ出る日と北の大野側へ出る日を分けます。行きは家族送迎でも、帰りは鉄道かバスになる場合を試します。
町境を越えることを例外にせず生活圏へ含めます。ただし、市外施設の近さと神戸町の行政・防災制度は別に確認します。
町内を南北に動く時間を、市外へ出てからの所要時間に必ず足します。
十四メートルの下りと輪中低地を重ねる
町の細長さを標高差と水の逃げ方へ置き換えます。
町は北から南へ約14m下ります。数字だけなら小さく見えても、南部では揖斐川と大垣輪中堤、用水路、内水の条件が重なります。堤防に囲まれていることを浸水しない根拠にはしません。
候補住所、自宅の階、三駅、停留所、学校、指定避難所をハザード情報へ置きます。大河川の洪水と、輪中内で水がたまる場合を分け、橋を越えずに待つ場所も決めます。
揖斐川からの水と輪中内の水を分け、南部ほど帰宅経路の高さまで見ます。