岐南町は7.91km²、公式の標高は10.7mです。町内の鉄道駅は名鉄名古屋本線の岐南駅一駅。町域が小さいからといって、すべての住所が駅徒歩圏になるわけではありません。町中央・東部からは道路と地域交通の役割が大きくなります。
町は1956年、八剣村と上羽栗村が合併して成立しました。国道21号と国道22号が岐南インターチェンジで交わり、北と西は岐阜市、東は各務原市、南は笠松町に接します。小さな面積の中に、鉄道、二つの国道、四方の町境が重なります。
七・九一平方キロを駅徒歩圏に縮めない
小さな町を、岐南駅からの距離だけでまとめません。
岐南駅は町南西部の下印食にあります。駅名は町全体を代表しますが、西部と東部では駅までの道も、代わりに使う交通も異なります。候補住所からの直線距離ではなく、踏切、幹線道路、歩道を含む経路を歩きます。
名古屋方面、名鉄岐阜方面へ向かう日は岐南駅が入口です。一方、岐阜市内の別方面へ向かう日や、各務原側へ出る日には、バスや自動車の方が経路の中心になる住所があります。
役場、学校、買い物、受診を一週間表へ置き、駅を使う用事と駅を通らない用事を分けます。面積の小ささを、生活経路の単純さと取り違えません。
岐南町は一駅の小さな町ですが、一つの駅徒歩圏ではありません。
国道二十一号と二十二号で行き先を分ける
東西と南北の道路軸を、毎日の目的地へつなぎます。
国道21号は町を東西に、国道22号は岐南インターチェンジから南北へつなぎます。広域へ出やすい道路である一方、候補住所から反対側の施設へ歩く時は横断する対象になります。
大垣・各務原方向へ動く日、岐阜・名古屋方向へ動く日を分け、朝夕の交差点と右左折を確認します。道路に近いことだけでなく、自宅側の車線から目的方向へ安全に出られるか、帰りに迂回がないかを見ます。
徒歩と自転車では、横断歩道までの距離、側道、歩道の連続を確かめます。自動車で便利な交点が、子どもや高齢者にも同じ経路とは限りません。
二国道は便利さの印ではなく、行き先と横断方法を分ける骨格です。
西・中央・東で道路沿いの役割が変わる
住宅、沿道施設、町境への出口を三つの地域で比べます。
町の都市計画は西・中央・東の地域に分けて将来像を整理しています。西部は岐阜市と岐南駅への接続、中央部は役場や幹線道路沿いの機能、東部は各務原市側への連続を見ます。
同じ幹線沿いでも、住宅地から日用品の店へ出る道、通学路、物流車両が通る時間帯は場所で違います。昼に地図を見るだけでなく、朝の通学時間と夜の帰宅時間に同じ交差点を確かめます。
西部では岐阜市側へ短く出る道と岐南駅への道、中央部では役場と二国道を結ぶ道、東部では各務原市側へ続く道を別々に歩きます。朝は横断できても、夜に歩道が暗い区間や右折しにくい交差点がないかを見ると、地図上の近さが日常の使いやすさへ変わります。
町境の向こうにある施設も日常の選択肢です。ただし行政、防災、学校区は町境で扱いが変わるため、生活圏と制度の境界を混ぜません。
定時バスと予約制タクシーを使い分ける
時刻で乗る交通と事前に呼ぶ交通を一日の予定へ組み込みます。
岐南町にはコミュニティバスと、予約制のコミュニティタクシーがあります。決まった経路・時刻で乗る交通と、事前予約して使う交通は同じものではありません。
候補住所の最寄り停留所、運行日、乗りたい便を確認し、予約交通は登録、予約締切、乗降場所を別に調べます。受診が長引いた日や、買い物の荷物がある日にも帰れるかを試します。
バスが来る時刻とタクシーを予約する締切を、一枚の予定表へ置きます。
境川と幹線横断から避難経路を組む
平坦な町で水路・河川と大きな道路を同時に確かめます。
岐南町は平坦で、北・西側を境川が流れます。大きな坂が少なくても、河川や水路、低い道路、幹線道路の横断が避難経路を左右します。
町のハザードマップで候補住所の浸水想定を確認し、自宅、学校、駅、指定避難先を結びます。最短路が国道の大きな交差点や川沿いを通る場合は、早く動く条件と別経路を決めます。
昼間に家族が岐阜市・各務原市側へ出ているなら、全員が町へ戻る計画にしません。勤務先や学校で待つ場合と、町内で安全な場所へ動く場合を分けます。
平坦な町では、高低差だけでなく水と幹線横断を避難図へ書き込みます。