宇治市は京都市の南に位置し、宇治川を挟む市街地、西部の平坦地、東部の丘陵・山地から成ります。市の公共交通体系基本計画が扱う鉄道駅は17駅です。しかし、駅はJR奈良線、近鉄京都線、京阪宇治線と京都市営地下鉄東西線の六地蔵に分かれ、全市域が同じ駅利便を持つわけではありません。17駅を一つの宇治駅前に集めないことが最初の確認です。
宇治・三室戸、六地蔵・木幡、黄檗、小倉・伊勢田、大久保・広野などは、同じ市内でも向かう京都方面の路線と周辺施設が異なります。宇治川を渡る行程、鉄道を横断する道路、丘陵住宅地の坂を加えると、直線距離だけでは分からない生活時間が見えます。
市の公共交通体系基本計画は、鉄道駅とバス、徒歩などをつなぎ、地域による移動条件の違いを扱います。炭山などでは地域の交通を補う取組もありますが、全市共通の定時路線と同じではありません。運行区域、対象、予約、実施日を現在の市情報で確認し、計画や会議資料に登場した施策を開業済みの交通へ置き換えません。
宇治川沿いには洪水、東部丘陵には土砂災害、西部の低地には内水を含む確認事項があります。住所ごとに市のハザード情報を重ね、避難先へ向かう橋や坂まで歩きます。川や丘陵の景観だけを住宅条件として評価しません。
17駅を一つの宇治駅前に集めない
駅数を三つの鉄道軸と地下鉄接続へ分け、目的地側から玄関を選びます。
第一の軸は鉄道路線の方向です。JR奈良線は京都駅方面、京阪宇治線は中書島で京阪本線方面、近鉄京都線は京都・奈良方面につながります。地下鉄東西線は六地蔵が起点で京都市内東西方向へ向かいます。勤務先で路線の意味が変わります。
第二の軸は河川と丘陵です。宇治川の両岸では橋を渡る行程があり、木幡・黄檗・宇治東部の丘陵では駅から上りになります。小倉・伊勢田側の平坦地でも河川・水路や道路の横断を確認します。
第三の軸は市境を越える生活圏です。六地蔵は京都市伏見区、大久保・広野は城陽市、北西部は久御山町との移動が関わります。行政手続きの市役所と、日常の買い物・通院先を別々に地図へ置きます。
駅数を比較に使うなら、候補住所から徒歩で届く駅、バスで接続する駅、運休時だけ使う駅に分けます。三つの欄へ同じ駅を重複して数えず、朝と夜の便で実際に使えるものだけを残します。駅の存在と日常利用可能性を分けると、東部丘陵と西部平地を公平に比べられます。
六地蔵から大久保まで三本の線を分ける
北部・西部・南西部で異なる駅の組合せと同名駅を整理します。
宇治・三室戸周辺は市役所、JR宇治駅、京阪宇治駅、宇治川が関わる中心部です。二つの宇治駅は同じ場所ではなく、川や街路を含む徒歩経路が必要です。観光客が多い時間帯の道路・バスと、平日の通勤時間を分けて確認します。
六地蔵・木幡周辺は京都市伏見区と連続する北部です。六地蔵にはJR、京阪、地下鉄の駅がありますが、改札は一体ではありません。木幡もJRと京阪が別位置です。使う路線から住戸まで実際に歩きます。
黄檗周辺ではJRと京阪が近い範囲を並行し、東側には丘陵が迫ります。二路線を選べる住所と、坂や踏切を経て一方だけが日常的な住所があります。学校・医療など目的地のある側も確認します。
小倉・伊勢田周辺は近鉄京都線沿いの西部市街地です。駅周辺の街路や住宅地、農地が混在する場所があり、幹線道路までの経路と朝夕の交通量を見ます。JR奈良線側へ横断する移動は踏切・道路を含めます。
大久保・広野周辺は近鉄大久保駅とJR新田駅が近接し、城陽市側とも連続します。二駅は別駅なので乗換時間を見込みます。駅東西で道路と丘陵への近さが変わり、車利用では国道24号方面への経路も確認します。
三本の線を横切って駅を替える住所では、踏切、信号、駐輪場、雨天を含めます。同名駅や近接駅は選択肢になりますが、公式な同一駅乗換と決めつけません。JR木幡と京阪木幡、JR黄檗と京阪黄檗も、玄関からそれぞれの改札へ別の時計で測ります。
宇治川の橋で日常時間を測る
JR宇治・京阪宇治を別駅として、橋と朝夕交通を生活時間へ加えます。