福岡方面へ向かう朝は西鉄、基山・大刀洗・甘木方面の用事は甘木鉄道、駅から離れた日は予約交通を使います。小郡市ではこの三つを一週間の中で切り替えます。ただし予約交通は宝満川の両岸で制度が異なり、12駅も南北の西鉄7駅と東西の甘木鉄道5駅で役割が違います。
西鉄小郡駅と甘木鉄道小郡駅は近接しますが、別事業者の別施設です。三国にはニュータウンの住宅地が広がり、立石は甘木鉄道と農地・既存集落、宝城は宝満川左岸の暮らしを組み合わせます。小郡市の地域選びは、最寄りの一駅を探すより、南北・東西の鉄道と川のどちら側で一週間を組むかから始まります。
二つの小郡駅を、南北線と東西線の接点として使う
同じ駅名の二施設から中心を読みます。
西鉄小郡駅は福岡市・久留米市を結ぶ南北軸、甘木鉄道小郡駅は基山町・大刀洗町・朝倉市へ続く東西軸の駅です。近接して徒歩で乗り換えられますが、同じ改札内ではありません。乗換え時間には、駅を出て移動し、次の列車を待つ時間を含めます。
二つの駅の周囲には、市役所、商業、医療、住宅が集まります。中心に住む場合も、通勤は西鉄、通学や沿線の用事は甘木鉄道というように、目的によって入口を替えられます。一方、駅間の近さを理由に乗換え便が必ず成立するとは限りません。平日朝、休日、夜の復路を別に照合します。
小郡地域は宝満川に近く、中心機能と水条件を同時に見る必要があります。駐車・駐輪場所、駅入口、川を渡る経路、避難先までを一枚に置きます。二つの小郡駅は、別事業者の南北線と東西線をつなぐ接点であり、一駅として数えません。
西鉄七駅を、三国ニュータウンから味坂まで分ける
南北沿線の住宅形成を一括りにしません。
西鉄天神大牟田線の市内駅は、北から津古、三国が丘、三沢、大保、西鉄小郡、端間、味坂の7駅です。北部の三国地域では、小郡・筑紫野ニュータウン等の住宅形成により人口が増え、津古・三国が丘・三沢を使い分ける沿線生活が育ちました。
大原・小郡地域の大保、西鉄小郡は、公共施設や中心市街地、甘木鉄道との関係が強い駅です。同じ西鉄沿線でも、三国の計画住宅地と中心部の街路では、駅までの歩道、商業の集まり方、朝に向かう方向が違います。駅徒歩分数だけで両者を同じ住宅地として扱いません。
南側の端間・味坂は、宝城地域や久留米市境の農地・既存集落に近く、駅から離れた住所も含みます。福岡方面の列車に乗れることと、日常の買い物・通院を徒歩で完結できることは別です。12駅を一括せず、西鉄7駅では三国、中心、南部の住宅形成を分けます。
甘木鉄道五駅で、立石と県境生活圏をたどる
東西線を農地・集落・市境へつなぎます。
甘木鉄道の市内駅は、小郡、大板井、松崎、今隈、西太刀洗の5駅です。小郡・大原から立石へ東西に延び、基山方面ではJR鹿児島本線、甘木方面では大刀洗・朝倉の生活圏へつながります。通勤先が福岡方面でも、甘木鉄道から基山でJRへ乗り継ぐ選択肢があります。
松崎、今隈、西太刀洗の周囲では、農地、既存集落、幹線道路、産業地が駅ごとに異なります。列車本数だけでなく、自宅からホームまでの道路、雨の日の送迎、買い物先へ向かう方向を確認します。中心へ戻る用事と、大刀洗・朝倉へ進む用事を別々に書き出します。
西太刀洗駅は名称に大刀洗を含みますが、所在地は小郡市です。駅名から自治体を推測すると、利用できる行政制度や予約交通を取り違えます。西太刀洗駅の所在地を小郡市と確認し、県・市町境を越える生活先とは分けて整理します。
宝満川を境に、二種類の予約交通を切り替える
予約交通の対象を校区と川から確認します。
「のるーと小郡」は、2023年の実証を経て2024年10月1日に本格運行へ移りました。誰でも利用できますが、運行エリアは宝満川右岸の小郡・大原・東野・三国・のぞみが丘小学校区と、あすてらすです。月曜日から土曜日の7時から19時30分まで、指定乗り場間を予約に応じて運行し、運賃は距離で変わります。
これに対し「おごおり相乗りタクシー」は、立石・御原・味坂校区の居住者が対象です。火・金・土曜日の8時から17時まで、事前登録・予約のうえ、片道400円で自宅と定められた施設を結びます。市内だけでなく大刀洗町の指定商業施設を含むため、行政界を越える日常先も制度に組み込まれています。
旧コミュニティバスは、のるーと小郡の本格運行に合わせて2024年10月1日に廃止されました。過去の路線図を現行交通として使えません。のるーと小郡と相乗りタクシーは市全域共通ではなく、宝満川右岸の指定校区と立石・御原・味坂で対象が分かれます。
五地域の土地利用と、宝満川の浸水継続を重ねる
駅利便と水条件を同じ地図で見ます。