千葉市の地図を広げると、JR総武線・京葉線・外房線・内房線、京成千葉線、千葉都市モノレールと東京湾岸の埋立低地、都川・花見川流域、下総台地と谷津が同じ行政区域を形づくります。ただ、中央・花見川・稲毛・若葉・緑・美浜の六区では同じ行政区域でも移動先の組合せが異なります。
ここでは、政令市六区を行政境だけでなく、JR・京成・モノレールと東京湾岸から下総台地への断面で読み直す。六区を湾岸・都心・台地・内陸へ描き分ける多軸都市という軸で、観光地や知名度ではなく、通勤、通学、通院、行政、買い物、防災が七日間に成立するかを照合します。
JR総武線・京葉線・外房線・内房線を朝夕の往復でほどく
現行交通を往復の時間へ置き直します。
現在使える主な交通はJR総武線・京葉線・外房線・内房線、京成千葉線、千葉都市モノレールです。照合対象となる駅・交通拠点は千葉・海浜幕張・蘇我・稲毛・都賀・鎌取・千城台。駅があるという事実だけで判断せず、所在地、改札、列車種別、乗換え、勤務日夜と休日の帰宅時刻を公的資料の案内で確かめます。往路より先に復路を整理すると、片道だけ都合のよい候補を避けられます。
千葉を使う住所でも、玄関からホームまでに幹線道路、踏切、坂、橋を挟む場合があります。候補住所を二つ選び、勤務日朝、勤務日夜、休日昼に同じ用務先へ往復します。未供用の計画と今使える交通を同じ欄へ入れません。
鉄道駅まで離れる住所では、近さより帰宅までの動線を確かめます。乗車地点までの足での移動、待ち時間、運賃、終便、運休時の代替を一行ずつ残し、車を使えない一日でも行政・医療・食料品へ戻れるかをたどります。
中央・花見川・稲毛・若葉・緑・美浜の六区から地区内部の役割を描く
公式区分と生活先のずれを確かめます。
地区内部は中央・花見川・稲毛・若葉・緑・美浜の六区に描き分けて考えます。これは順位ではなく、中央・花見川・稲毛・若葉・緑・美浜の六区と中央・花見川・稲毛・若葉・緑・美浜の六区で交通・土地条件・生活先が異なることを見落とさないための索引です。町名だけで駅を割り当てず、住所地の制度と市町村外の利用先を区別します。
港湾・県都の中心市街、海浜ニュータウン、内陸農地と住宅地が別の年代で形成。この形成過程は現在の街路幅、住宅と農地・工業地の接し方、公共施設の配置に残ります。歴史や産業は宣伝材料にせず、勤務日の日中と夜間で車や人の動きが変わる理由として扱います。
手続き・通学・通院・買い物の行き先は、一拠点にそろえる必要がありません。ただし生活先が習志野市、四街道市、市原市へ延びても、学校区、ごみ、防災、行政手続きは千葉市の住所へ戻して照合します。隣接基礎自治体の駅を使うことと制度が移ることは別です。
国道14号・16号・51号と公共交通を車なしの日に試す
車を使えない日の復路を先に測ります。
道路の骨格は国道14号・16号・51号、京葉道路、東関東自動車道です。広域道路の近さと、玄関から安全に出入りできることを別々に評価します。朝夕の渋滞、大型車、自転車の横断、夜間照明、雨天の歩道を照合し、地図で短く見える線をそのまま日常時間にしません。
地区交通や路線バスは、事業者、乗車地点、運行日、予約条件、最終便を現行案内で照合します。中央・花見川・稲毛・若葉・緑・美浜の六区の三地点から、同じ曜日に駅、役所、医療へ往復し、乗換え待ちと足での移動を含む実時間を整理します。車が一台使えない日を先に試すことで送迎前提を可視化できます。
未供用の道路計画を現行アクセスとして数えません。車移動でも給油、駐車、家族間の車の取り合いを含め、公共交通と単純な所要時間だけで比較しません。
東京湾岸の埋立低地を生活経路へ重ねる
候補住所から避難先まで全経路を読みます。
東京湾岸の埋立低地、都川・花見川流域、下総台地と谷津。ハザードマップでは河川・排水・海岸・土砂の各災害を該当する種別ごとに読み、自宅だけでなく駅、学校、避難先までの全経路へ重ねます。無着色の場所も安全と言い切らず、想定規模と資料の更新時点を読みます。
平常時の近道に橋、アンダーパス、急坂、海岸道路が含まれる場合は、それを使わない第二経路を歩きます。災害種別ごとに移動開始時刻と退避先を変えることが、土地条件を暮らしの条件へ落とす方法です。家族が別方向へ出ている時に一か所へ集合する案だけに依存しません。
千葉県と千葉市の防災資料、国土地理院の土地条件、国土交通省の重ねるハザードマップを照合します。現地では擁壁、水路、道路の傾き、河川を渡る回数を整理し、景観の印象から浸水や土砂の危険を推測しません。
六区を湾岸・都心・台地・内陸へ描き分ける多軸都市を七日間で検証する
二住所へ同じ一週間を当てます。
月曜は千葉方面、火曜は行政と学校、水曜は買い物、木曜は医療、金曜は雨天の代替経路を試します。中央・花見川・稲毛・若葉・緑・美浜の六区と中央・花見川・稲毛・若葉・緑・美浜の六区へ同じ予定を当て、成立しなかった行動予定と理由も残します。七日間の総移動で二住所を比較すると、単独の通勤時間では見えない負担が分かります。