豊田市の面積は918.32平方キロメートルです。豊田市駅と新豊田駅の周囲、南部の工業地、北西の丘陵、2005年に合併した藤岡・小原・足助・下山・旭・稲武では、「同じ市内」という言葉の中身が大きく変わります。
だから、豊田市を車の街とも、都心駅の街とも一言でまとめません。十四地区へ交通の階段を置き、帰宅の最後の一本がどこで変わるかを見ます。
豊田市駅と新豊田駅を市全体にしない
近接する二駅の乗換を測り、名鉄・愛環・リニモの入口を都心外にも置きます。
名鉄の豊田市駅と愛知環状鉄道の新豊田駅は近接しますが、別の駅です。改札を出て歩き、信号や雨を含めて乗り継ぎます。
都心の二駅とは別に、南部では名鉄三河線や愛環、北西では名鉄豊田線・愛環、東側の八草ではリニモへの接続があります。目的地が名古屋、岡崎、瀬戸、工業地のどちらにあるかで入口を変えます。
同じ平日朝と雨の夕方に、玄関、駅、広域目的地、帰りの用事、玄関の五時刻を記録します。
二駅間は手ぶらの朝、荷物のある夕方、催事で人が増える日の三条件で歩きます。改札を出た時刻、横断した信号、雨を避けられる区間、次のホーム到着を一行にし、地図上の近さだけで接続時間を決めません。
豊田市駅と新豊田駅は中心ですが、豊田市全体の入口ではありません。
十四地区へ交通の階段を置く
一つの路線図にせず、鉄道、基幹バス、地域バス、共助交通を地区ごとに接続します。
市の地区区分には、挙母、高橋、上郷、高岡、猿投、保見、石野、松平、藤岡、小原、足助、下山、旭、稲武などがあります。面積の大きい市を、行政名一つで扱わないための目盛りです。
各地区で、鉄道、基幹バス、地域バス・地域タクシー、共助交通の順に「使える段」だけを書きます。すべての段が全地区にあるとは考えません。
乗継点、運行日、予約、最終復路、停留所から玄関までを一列にします。一段が切れたとき、上の交通へ戻れるか、地域内で用事を閉じられるかも確認します。
交通階段の右端に「ここが切れると一日が不成立」という欄を置きます。地域バスから基幹バスへの接続、基幹バスから鉄道、最後の徒歩のどこが弱いかを一つに絞り、代替は同じ地区内から探します。
十四地区には、同じ高さではない交通の階段があります。
退勤時刻と日用品の時刻を別に測る
工業地の通勤線に買い物・診療の時間を重ね、玄関まで戻れるかを確かめます。
西南部には大規模な工業地が広がります。通勤が自動車、鉄道、企業送迎のどれで成立しても、退勤後の買い物や診療が同じ線上にあるとは限りません。
実際に確認できる始終業時刻で、退勤後に二つの用事を置きます。工場から用事、用事から交通入口、入口から玄関へ分け、右折待ち、大型車、駐車から店内までを加えます。
企業送迎は勤務先ごとの条件が確認できる場合だけ使います。一般の地域交通へ自動的に置き換えません。
勤務カードには勤務先が示す始終業、送迎の利用条件、確認日を記録します。確認できない交替時間は空欄のままにし、早朝・深夜の公共交通があるように推測して一日を完成させません。
通勤の速さと、退勤後に暮らしを閉じる速さは別に測ります。
旧六町村は中心までの分数で比べない
藤岡・小原・足助・下山・旭・稲武を、地域内で閉じる用事と最後の復路で読みます。
2005年、豊田市は藤岡町、小原村、足助町、下山村、旭町、稲武町と合併しました。各地域には支所があり、地域会議、生活拠点、地域交通が残ります。
豊田市駅までの所要時間を順位にせず、平日午前に診療、食料品、行政の三用事が地域内または近隣拠点で閉じるかを見ます。閉じない用事だけを都心方向へ出します。
帰りの便が早い地域では、往路から検索せず、戻りたい時刻から逆算します。予約できない日、道路規制がある日、一本逃した日も別の列にします。
藤岡、小原、足助、下山、旭、稲武の各行に、支所、食料品、定期受診、地域交通の四欄を設けます。三つ以上が地域内で閉じる日と、都心へ出る必要がある日を分け、六地域を一つの山間部として平均しません。
旧六町村は中心からの遠さではなく、地域内で閉じる用事の多さで読みます。
矢作川の下流と上流で待つ場所を変える
市街地の浸水と山間の土砂・通行止めを分け、現在地ごとの待機線を作ります。
矢作川と支流は市域を貫きます。市街地では洪水・内水と橋、山間部では土砂災害、谷沿い道路の通行止めが帰宅を分けます。
市の洪水図は中学校区、土砂災害図は小学校区ごとに確認できます。候補住所だけでなく、勤務先、学校、いつもの道路がどの図に入るかを書きます。
下流市街では川を越えて自宅へ急がない待機先、上流山間では谷筋へ入る前に止まる場所を決めます。家族カードには不使用経路と次の連絡時刻を地区ごとに残します。
挙母・上郷など下流側、足助・旭・稲武など上流側、勤務先が工業地にある家族の三欄を作ります。現在地、参照した図、不使用経路、待機先、次の連絡時刻を同じ順に書き、自宅集合を唯一の終点にしません。
矢作川下流の浸水と上流の道路寸断では、待つ場所を変えます。