玉野市の入口として知られるのは宇野駅と宇野港です。けれども市の海岸線は約44kmあり、市域の約60%は山地です。湾に沿う地域が隣り合って見えても、間の山や峠によって日常の向きが変わります。
この記事では、市が計画で分ける10地域を、4駅、二つの地域交通、石島航路から読みます。
宇野駅前だけを玉野の中心にしない
駅と港の玄関から離れた場所にも、地域内で閉じる日常があります。
宇野駅と宇野港には鉄道、バス、海上交通が接続します。市外へ出る大切な入口ですが、田井、玉・奥玉、和田・日比、荘内、八浜、山田・東児などの日常がすべて駅前へ集まるわけではありません。
候補住所から宇野へ行く日と、地域内で買い物・受診を済ませる日を分けます。港を使わない平日が多ければ、宇野港までの距離より、最寄りの交通と日常施設への坂を優先して測ります。
宇野駅から歩くときは、海沿いの平坦さだけでなく、山際へ入る高低差、雨天時の待合、帰りのバスまでを確認します。
宇野駅・宇野港は市外への玄関であり、10地域すべての日常中心ではありません。
十地域を峠と湾の向こう側まで分ける
隣接して見える沿岸地区を、山越えと生活先から読み直します。
市の地域別計画は、田井、築港・宇野、玉・奥玉、玉原、和田、日比・渋川、荘内、八浜、山田、東児を扱います。同じ沿岸でも、背後の山を越えてどの中心へ向くかが違います。
玉・奥玉と玉原は市中央部の谷、和田・日比・渋川は西・南岸、山田・東児は東側の沿岸・丘陵として現地確認を分けます。日比・渋川側では倉敷市児島方面へ向く用事も候補に入れます。
住所カードには、海が見えるかではなく、最寄りの湾、越える峠、日常の買い物先、駅までに必要な交通を書きます。山を挟んだ直線距離を徒歩圏へ置き換えません。
玉野の10地域は行政上の見出しだけでなく、湾と峠が分ける生活単位です。
四駅の外側をシーバスとシータクで接ぐ
定時運行と予約型交通の役割、乗換施設を一つの鎖にします。
JR宇野線の市内駅は常山、八浜、備前田井、宇野です。駅から離れた地域にはコミュニティバス「シーバス」と乗合タクシー「シータク」がありますが、二つは同じ使い方ではありません。
シーバスは定時運行、シータクは事前予約が必要です。シータクは玉原・和田・日比、荘内・八浜、東児・山田などのエリア内を走り、エリアを越えるときは指定施設で別のシータクやシーバスへ乗り換えます。
候補住所では、最寄り乗り場、予約締切、乗換施設、用事終了後の帰便を一列にします。市内どこへでも一台で直行できるタクシーだとは考えません。
現地では乗換えを一度、予約を一度、実際の生活時刻で試します。乗換施設に早く着いた場合の待合、買い物袋を持った乗降、次のシーバスを逃した場合を記録します。路線図上で線がつながることと、毎週無理なく乗り継げることを分けます。
四駅の外側では、シーバスの時刻とシータクの予約・エリア乗換えが一組の生活条件です。
石島の一日は予約と平日条件から始める
船があるという情報だけで、本土と同じ移動を想定しません。
玉野市の離島である石島と宇野港の間には、予約制の海上交通があります。市の案内では平日のみで、時刻表に便があっても予約がなければ運航しない場合があります。
石島で暮らす条件は、海上の所要時間だけでは測れません。予約期限、宇野港到着後の鉄道・バス、用事終了後の帰り、欠航時に延期できる用事を一枚にします。
本土側の家族送迎を前提にせず、港から目的地へ一人で進めるかを確かめます。土日祝に同じ計画を使わず、平日用と休日用を分けます。
石島の交通は「船がある」ではなく、予約・平日・港後の移動まで揃って成立します。
海・斜面・埋立地で防災メモを替える
海辺という一語の中にある異なる災害条件を住所別に開きます。