犬山市には名鉄三路線と七駅があります。けれど、鉄道と市街地が集まる西部から、城東・池野の丘陵までを犬山駅への時間だけで並べると、東へ帰る最後の坂とバスの曜日が消えてしまいます。
北には木曽川、東には入鹿池があり、西部の平野・段丘と東部丘陵では災害時に離れる方向も異なります。この記事では七駅、五地域、時間帯別の交通を重ねます。
犬山駅を七駅の答えにしない
三路線七駅を、乗換のための駅、日常用事の駅、玄関へ戻る駅に分けます。
犬山駅は複数路線が交わる結節点ですが、市内には七駅があります。通勤先、学校、買い物、帰宅方向により、乗換に使う駅と玄関へ戻る駅は同じとは限りません。
7時30分出発、広域目的地一件、17時以降の二用事、18時30分帰宅を共通条件にします。各駅のカードへ乗車時間、乗換、改札外の歩行、最後の用事、玄関到着を書きます。
休日は観光客が増える場所の歩行も平日と分けます。賑わいを良し悪しで評価せず、駅前を横切る時間、駐輪、バス接続に何分加わるかだけを記録します。
計測地点は改札前、駅前を抜ける最初の交差点、日常経路へ入る角の三点に固定します。通常の平日夕方と人出の多い時間帯で通過時刻を記し、印象ではなく増えた分数だけを住所比較へ使います。
犬山駅は結節点ですが、七駅すべての答えではありません。
五地域へ駅を通らない一日を置く
犬山、城東、羽黒、楽田、池野で地域内に閉じる用事と横断回数を確かめます。
都市計画の五地域は犬山、城東、羽黒、楽田、池野です。西部市街地だけでなく、東部の集落と丘陵を同じ市の生活単位として見られます。
各地域へ食料品、診療、行政・学校、休日の用事を置きます。四件のうち三件が地域内で閉じる日と、犬山駅周辺へ出る日を分けます。
地域を越えるカードには、路線変更、幹線道路、坂、川、最後の停留所を記号で残します。一週間で同じ境界を繰り返し越えるなら、用事を束ねた場合も試します。
カードの右端に「地域外でしか終えられない一件」を一つ書きます。診療なのか行政なのか、特定の買い物なのかを分け、五地域すべてに同じ中心市街地の用事を置いて差を消さないようにします。
五地域へ駅を通らない一日を置くと、地域内の生活線が見えます。
西部の鉄道と東部の丘陵を同じ徒歩圏にしない
標高30〜50メートルの西部と130〜200メートルの東部で、帰りの500メートルを測り直します。
犬山・羽黒・楽田など西部は標高30〜50メートルほどの扇状地・段丘、城東・池野を含む東部は130〜200メートルほどの丘陵を含みます。同じ800メートルでも上り下りが違います。
玄関、駅か停留所、食料品店の三点を、朝と荷物を持つ夕方に歩きます。坂の方向、歩道、夜の見通し、雨水、車の速度を記録します。
東部では駅から先のバスや自動車区間、西部では踏切や河川横断を含めます。「徒歩圏」は直線距離ではなく、帰りに上る時間と休める場所まで含めます。
徒歩票は朝の往路と夕方の復路を左右に分けます。標高差、上りに要した時間、立ち止まった地点、荷物の有無を同じ順で書き、朝の下りで短かった時間を夕方の上りへ流用しません。
西部の500メートルと東部丘陵の500メートルを同じ分数にしません。
わん丸君バスは曜日と帰りから試す
運行日、復路、朝夜の補完交通を分け、将来の再編案を現行路線へ混ぜません。
わん丸君バスは現行案内で平日と祝日に運行し、土日や年末年始は別の扱いです。平日朝に乗れることだけで、一週間の交通が成立するとは限りません。
帰宅したい時刻から逆算し、停留所、乗継、最後の便、玄関までの徒歩を書きます。土曜の買い物、日曜の用事、平日夜を別々に作ります。
朝夜を補う公共ライドシェア等は、対象、時間、予約方法を通常バスと分けます。交通会議に出た再編案を現在の路線として使わず、利用日の現行情報だけで往復を作ります。
時刻表の余白に確認日、ページ名、対象曜日を書きます。「祝日運行」を「土日運行」と読み替えず、三連休も祝日と土日を別行にします。将来案には予定と明記し、現行カードへ転記しません。
わん丸君バスは行きより先に、曜日と帰りの便を確かめます。
木曽川から離れて斜面へ寄り過ぎない
北の木曽川、東の入鹿池・丘陵、土砂を現在地ごとに重ね、待機先を決めます。
北側の木曽川、東側の入鹿池と丘陵では、水と地形の条件が異なります。木曽川の洪水から南や高い側へ動く場面でも、東部の斜面や谷へ無条件に寄ることはできません。
自宅、勤務先、学校、移動中の四地点について、洪水、土砂など該当する図を確認します。使わない道、待機先、次の連絡時刻を地点ごとに書きます。
交通が止まった場合は、七駅のどこかへ集まることを唯一の案にしません。西部と東部それぞれで、その場から危険を増やさずに待てる場所を確認します。
家族カードは木曽川側、西部市街地、東部丘陵の三行に分けます。各行へ現在地、不使用経路、待機先、次の連絡時刻を同じ順で置き、連絡が取れない間に互いを探して逆方向へ動かない約束を作ります。
木曽川から離れる線と、東部斜面へ寄らない線を同時に作ります。