碧南市では、名鉄三河線の北新川、新川町、碧南中央、碧南の四駅が南北に並びます。線路は街を読む分かりやすい背骨ですが、暮らしは西の衣浦港、北の油ヶ淵、東の矢作川へ横に広がります。
駅を北から順に比べるだけでは、西端、新川、旭、中央、大浜、棚尾の違いも、碧南駅から先をつなぐバスの意味も見えません。四駅と六地域を縦横に重ねます。
四駅を北から便利順に並べない
名鉄三河線の四駅を、広域移動、帰りの用事、最後の徒歩を揃えて測ります。
北新川、新川町、碧南中央、碧南は同じ路線上にあります。しかし、工業地、行政・商業、旧市街、南部への入口という役割は同じではありません。
平日8時に出発し、広域移動を一件、帰りに食料品と診療の二用事を済ませ、18時に帰る条件を四駅で揃えます。乗車時間ではなく、駅までと駅から先を含めます。
四駅カードには、玄関を出た時刻、ホーム到着、広域目的地、二用事、線路を最後に横切った時刻、玄関到着を同じ順に書きます。駅前で用事が一つ閉じた場合も記録し、乗車時間との違いを残します。
碧南駅は鉄道の終端です。終点だから不便とも、必ず座れるから有利とも決めず、目的地と次のバスがつながるかを確認します。
四駅は北からの順位ではなく、一日の折返し点として比べます。
六地域は線路から横へ読む
西端・新川・旭・中央・大浜北部・棚尾・大浜南部を、駅勢圏に丸めず読みます。
都市計画の地域区分は、西端、新川、旭、中央、大浜北部・棚尾、大浜南部の六つです。四駅の駅勢圏だけでは分けられない旧地区と水辺の方向が残ります。
候補住所から駅へ縦に線を引いた後、食料品、診療、学校、行政へ横線を足します。線路を越える回数、国道247号などの幹線横断、橋、帰りの荷物を記録します。
三つ以上の用事が横方向に揃うなら、最寄り駅の徒歩分数より、その用事を一回の外出で閉じられるかを優先して観察します。
横移動の記録は、線路、国道247号、橋、堤防を別の記号にします。六地域をまたぐたびに増えた信号待ち、右折、大型車との並走、帰りの上りを分け、単なる直線距離へ戻しません。
六地域は線路の外側へ用事を探すための目盛りです。
二つのバスで南と東の出口をつくる
市内循環のくるくるバスと、廃線代替のふれんどバスを別の生活線として試します。
くるくるバスは市内を循環し、駅、公共施設、生活拠点を結びます。ふれんどバスは、廃止された名鉄三河線の碧南―吉良吉田間を補う交通として、碧南駅から西尾方面へつながります。
二つを「市のバス」としてまとめず、市内の横移動と南への広域接続に分けます。鷲塚住宅付近では西尾市側のバスとの接続案内もあり、市境で生活線を閉じる選択肢があります。
停留所、運行日、運賃、乗継、復路を一列にし、一本遅れた場合も玄関まで戻れるか確かめます。
接続が成立しないカードには、くるくるバスだけで用事を閉じる、碧南駅で待つ、ふれんどバス側の用事を別日に移す、の順で代替を書きます。西尾市側のバスは停留所と運行主体を確認できた場合だけ組み込みます。
くるくるバスは市内の横線、ふれんどバスは鉄道終端の先を結ぶ線です。
港・油ヶ淵・矢作川を三辺として歩く
西・北・東の水辺へ向かう道路で、低地、大型車、橋、雨水の向きを確かめます。
碧南市は衣浦港・衣浦湾、油ヶ淵、矢作川に囲まれ、高浜川、新川、蜆川もあります。水辺は遠い景観ではなく、工業地、農地、旧市街、道路の形を分けます。
西端・北新川側では油ヶ淵、大浜・棚尾では港、旭側では矢作川へ向かう道を一本ずつ歩きます。大型車、歩道、橋、堤防への上り、雨水が集まる低い場所を記録します。
同じ自転車10分でも、海側へ下る往路と荷物を持って戻る復路を分けます。水辺に近いことを一律の長所・短所にはしません。
三辺の観察は平日17時台に揃え、衣浦港側では大型車と横風、油ヶ淵側では堤防越え、矢作川側では橋への進入を重点欄にします。時間帯を揃えることで、別の日の印象だけを比べません。
碧南の東西差は、三つの水辺へ向かう足元で測ります。
四種類の水で帰らない道を変える
洪水、内水、高潮、津波を別図へ分け、災害ごとに不使用経路を決めます。
市のハザード情報は、矢作川・高浜川・蜆川の洪水、内水、高潮、津波を別々に示します。一枚の色だけで水害を判断できません。
洪水では川を越えない、高潮では海側へ戻らない、内水では低い道路やアンダーパスを避ける、津波では到達時間と指定先を確認する、という別のカードを作ります。
家族の現在地が北新川、中央、大浜に分かれた場合、同じ避難先へ急がせません。災害名、待機先、使わない道、次の連絡時刻を地区別に書きます。
各カードには参照した市の資料名と更新日も入れ、避難開始は市の情報、現地の状況、家族内の支援条件を確認して決めます。古い画像を使い回さず、転居検討時と毎年の確認日を二つ残します。
洪水・内水・高潮・津波は、帰らない道を四通りに分けます。