半田市には東側のJR武豊線と西側の名鉄河和線が南北に通ります。二本は並んでいますが、市内で直接乗り換えられる駅はありません。JR半田駅と名鉄知多半田駅も、改札を出て街を歩く別の入口です。
東は衣浦港に面する低地、西は丘陵へ上がります。明治初期の現市域は半田、岩滑、乙川、亀崎、有脇、成岩の六村に分かれていました。二鉄道、六地域、東西の高さを重ねて一日の戻り方を見ます。
二本の鉄道を東西の別路線として使う
JR武豊線と名鉄河和線を乗換線ではなく、異なる駅列と生活方向を持つ二本として読みます。
JR武豊線には亀崎、乙川、半田の各駅があり、名鉄河和線には住吉町、知多半田、成岩、青山などの駅があります。名古屋方向へ向かう点は共通しても、駅までの方向と沿線の用事は異なります。
候補住所から両線へ平日朝と夜に進みます。踏切、坂、歩道、駐輪、一本遅れた帰宅を記録し、時刻表上の所要時間へ駅前後の移動を足します。
週の用事をJR側、名鉄側、二線間の三欄に分けます。毎日線路を越える用事があるなら、最寄り駅より生活施設が同じ側に揃う住所を比べます。
比較日は8時出発、広域移動一件、日用品一件、18時帰宅へ揃えます。二枚のカードに玄関から改札、降車駅、帰りの買い物、線路横断、玄関到着を書けば、列車だけ速くても一日が長い入口を見分けられます。
平行する二鉄道は、乗換線ではなく東西の別入口です。
JR半田と知多半田の間に用事を置く
二駅間の徒歩、線路横断、半田運河までを、中心市街地の一続きの生活線として試します。
中心市街地は知多半田駅からJR半田駅、半田運河側へ東西に広がります。二駅が近いという説明だけで終わらせず、荷物、雨、信号、工事中の経路を含めて歩きます。
行政、買い物、通院を二駅間へ置き、一度の徒歩で済ませられるか試します。片方の駅で広域移動し、中心の用事を徒歩で束ねる方が安定する場合があります。
JR武豊線の連続立体交差化や駅周辺整備は進行中です。完成後の東西移動を現在の経路として使わず、調査日の踏切、仮設歩道、迂回を確認します。
二駅間は手ぶらの昼だけでなく、買い物袋を持つ夕方、雨の日、工事で普段の横断が使えない日の三条件で歩きます。駅間の最短記録より、途中の一用事を済ませても列車一本分の余裕を残せるかを見ます。
二つの中心駅の間は、乗換時間ではなく用事を束ねる徒歩として測ります。
六つの地名から地区交通を選び直す
旧六村の成り立ちと、亀崎・有脇、半田・岩滑、青山・成岩等の交通地区を重ねます。
半田、岩滑、乙川、亀崎、有脇、成岩は現在の街の成り立ちを読む手掛かりです。地域公共交通も亀崎・有脇、半田・岩滑、青山・成岩など、地区ごとに異なる役割を持ちます。
候補住所で使える路線名、停留所、運行日、予約、鉄道への接続を確認します。別地区の路線を「半田市のバス」として代用しません。
平日午前に診療と買い物を済ませ、16時までに戻る一日を作ります。帰りがない、予約できない、停留所まで歩けない場合を別欄にします。
地区交通の記録票は、対象区域、利用条件、予約締切、往路、復路、鉄道接続を一列にします。帰りだけ成立しない場合は鉄道駅まで家族が迎える想定で埋めず、地区内で用事を閉じるか、出発日を変えるかを先に選びます。
六つの地名は、地区交通の対象と生活中心を探す目盛りです。
東の低地から西の丘陵まで歩いて測る
短い東西距離の中にある標高差を、坂、買い物、通院、駅への復路で確かめます。
市東部には海抜ゼロメートル地域があり、市内最高地点は83.7mです。短い東西距離の中でも、港・運河側の低地、二鉄道間、名鉄西側の丘陵で歩き方が変わります。
候補住所から駅、学校、食料品店、診療先へ歩き、高さが変わる場所を記録します。上りが朝か帰りか、荷物を持つ日に同じ坂を越えるか、雨水が集まる低い交差点がないかを見ます。
半田運河と衣浦港は海運・醸造の歴史を伝えるだけでなく、東側の土地利用と水の出口でもあります。旧市街の細街路、港湾側の大型車も時間を変えて確認します。
東西の観察は、港側の低地、二鉄道間、名鉄西側の丘陵の三点で止まります。各点に標高だけでなく、雨水の流れる向き、歩道の連続、荷物を持った上り、振り返ったときの退避先を書き、83.7mという市の最高点だけで日常の坂を代表させません。
半田の東西差は、駅距離へ標高と水の向きを足して読みます。
海・川・線路で戻らない方向を決める
洪水、高潮、津波を分け、進行中の鉄道事業を完成済みの避難経路として扱いません。
水災害ハザードマップでは洪水、内水、高潮、津波を分けます。東部は衣浦港と阿久比川・十ヶ川等の条件を、住所と普段の経路へ重ねます。
海から西へ離れる道が河川や低い線路横断へ入る場合、単純に西へ進むとは決めません。災害種別ごとの公式避難先、使わない橋・アンダーパス、現在地で待つ条件を記録します。
鉄道工事で普段の横断路が変わる時期は、現地掲示と市の情報を確認します。完成後の高架を避難路として先取りせず、今日通れる道だけで家族の連絡票を作ります。
連絡票には確認日を入れ、洪水、内水、高潮、津波の四行へ、現在地、使わない横断、待機先を別々に書きます。工事で経路が変わったら地図全体を作り直すのではなく、今日使える東西横断だけを差し替えます。
海・川・線路が重なる場所では、災害ごとに戻らない方向を変えます。