愛知県美浜町は、東の三河湾と西の伊勢湾に面し、中央を知多丘陵が南北に走ります。名鉄の駅は六つありますが、同じ一本線に並ぶ六駅ではありません。
東岸には河和線、西岸には知多新線が伸び、町内で二路線は直接つながりません。駅の多さを便利さの一語にせず、住む岸、丘陵を越える用事、帰りの交通を一組にします。
六駅を数えず二つの海岸へ分ける
駅数の多さより、候補住所がどちらの海岸と路線へ開くかを見ます。
東岸の河和線には河和口駅と河和駅があります。西岸の知多新線には上野間駅、美浜緑苑駅、知多奥田駅、野間駅があります。六駅を近い順に並べる前に、路線と海岸を分けます。
河和周辺は役場や港へつながり、西岸は奥田・野間・上野間の生活線を持ちます。同じ平日夕方に買い物と送迎の二件を置き、改札から玄関までを測ります。
河和線だけが止まった夜も、すぐ西岸の駅へ向けて丘陵を横断しません。自然号の現行便、道路、反対岸の列車、そこから玄関までがそろう場合だけ切り替えます。どれか一つが未確認なら、河和側の安全な場所で待つ期限を先に置きます。
反対岸の駅を使う案は、丘陵を横断するバスや道路まで含めます。地図上で直線距離が近くても、二路線間の移動を省きません。
美浜町の六駅は一列の選択肢ではなく、二つの海岸へ開く別々の入口です。
河和線と知多新線の間を自然号で試す
町内で直接つながらない二路線を、バスと道路の往復へ置き換えます。
巡回ミニバス「自然号」は東部・西部・巡回の各コースを運賃無料で運行します。週末も運行しますが、年末年始には運休があります。
無料という条件より、候補住所から停留所、用事終了、帰りの便、一本後を確認します。東岸から西岸へ移る日は、どのコースで、どこを経由し、同じ日に戻れるかを記録します。
自然号は二つの鉄道路線を高速に直結する列車ではありません。用事が延びたら反対岸へ渡らず翌日に分ける時刻も先に決めます。
東部・西部・巡回のコースを取り違えた時は、走行中に別コースへ飛び移れるとは考えません。次の結節点で降り、残る便と受付終了を見て二件目を切ります。コース名が似ていても、方向と停留所を乗車前に声に出して確認します。
自然号は六駅を足す線ではなく、二岸の用事を一日に閉じられるかで試します。
六地域を旧町村と今の用事で読み直す
河和・野間・上野間の履歴を、現在の駅、施設、住宅地へ重ねます。
町の都市計画は布土、河和、河和南部、野間、奥田、上野間の六地域を示します。現在の町は1955年に河和町と野間町が合併し、1957年に上野間地区を編入して成立しました。
合併の履歴は、東岸の河和、伊勢湾側の野間・奥田、北西の上野間という生活の向きに残ります。駅と旧地域を一対一にせず、学校、買い物、行政、受診を一週間へ置きます。
美浜緑苑などの住宅地、奥田の教育機能、沿岸の旧集落では、同じ西岸でも坂と道路の形が違います。昼と夜に駅から歩きます。
上野間と河和南部では、どちらも海に近くても帰る路線と丘陵を越える向きが違います。平日の夜に同じ買い物袋を持ち、駅から玄関、自然号が終わった後、反対岸へ用事が残った日を別々に試します。海岸という共通語で徒歩条件をそろえません。
六地域は昔の名前ではなく、二路線と丘陵を越える回数を数える現在の単位です。
河和の用事と西岸の用事を一日に置く
行政・港と教育・買い物を同日に結び、切る用事と帰宅期限を決めます。
役場は河和側にあり、河和港は篠島・日間賀島への海上交通にもつながります。一方、西岸側には知多奥田駅周辺の教育機能や住宅地があります。
行政手続きと受診、買い物と送迎など二件を同日に置きます。河和で一件目が長引いた場合、西岸の二件目を切る期限と、自然号・列車で帰る時刻を決めます。
動かせない受診、時間が決まる送迎、翌日にできる行政、取り置きできる買い物の順で残します。河和で十五分遅れた時に西岸へ渡る便が一つ減るなら、二件目の近さに関係なく予定を分けます。
河和港から船を使う日は、町内用事と乗船を同じ予定表に混ぜ過ぎません。港へ着く時刻、帰港後の交通、候補住所までを往復で確認します。
河和に機能が集まっていても、西岸へ戻る時間を省けば一日の評価は完成しません。
二つの海と中央丘陵で避難を分ける
東西の沿岸と斜面で見る防災図を替え、町を横断しない待機先を持ちます。
美浜町の防災図は風水害と地震・津波を分け、地区別の情報を示します。東岸と西岸では海から離れる向きが逆になり、中央丘陵では土砂災害の確認が加わります。
候補住所、六駅、学校、勤務先ごとに、津波・高潮時の退避方向と、土砂時に避ける斜面を書きます。反対岸へ横断することを共通の避難にしません。
家族が河和と奥田に分かれている昼間は、自宅集合を外し、現在地で待つ場所と次に公式情報を見る時刻を共有します。
東岸の人は津波・高潮と河和線、西岸の人は沿岸情報と知多新線、丘陵側の人は土砂と横断道路を確認します。三十分後に三方向の情報を持ち寄り、一方の鉄道が動いていても町内横断を始めません。
二つの海岸から離れる線と、中央丘陵の斜面を避ける線は別々に持ちます。